
介護業界アンケート No.1

独立・開業するなら介護業界ではどの分野?
65歳以上の高齢人口が、近い将来国民の3割になるとも言われており、介護関係のサービスがますます求められていますよね。介護業界で働く皆さんの中には、実務経験を積みながらキャリアアップをされている方も多いと思われますが、独立開業を考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、介護業界で独立をするならどの分野が良いと思うかについて、アンケートをとってみました。
介護業界で独立・開業するとしたらどの分野にしますか?
【回答数】
訪問介護:24
通所介護 (デイサービス):22
施設サービス:16
保険外サービス (訪問マッサージ、介護タクシー等):25
その他:13
保険外サービスなら多様な事業展開が望め、開業もしやすそう!
アンケートの結果、「保険外サービス」が多い結果となりました。
- 福祉系の仕事をしている者です。リハビリや訪問介護、看護等、介護保険内で全てを賄うには、とても苦労します。実際、ヘルパーや保険外サービス利用されて、1人暮らしを行っている方が多いです。保険内のサービスなら、制限あるものが多いので、カバーできるようなサービス、事業展開が良いと思います。(20代/女性/会社員)
- せっかく独立・開業するなら他がやっていないことをしたい。特定のサービスに特化していた方がやりやすそう。(20代/女性/会社員) ・寝たきりの人へのマッサージで独立をします。病院、整骨院、接骨院に行ける人ではなく、行けない人をメインにマッサージをします。家族や訪問介護士では、カバー出来ないマッサージを行うことで患者の獲得を目指します。(30代/男性/会社員)
1人暮らしや寝たきりの方に対して、訪問介護だけではカバーしきれないマッサージなどを行う事業の方が、施設を構えるよりも開業しやすいと考える方が多いことがわかりました。
自宅での介護を望まれる方が多そうだと考えると、事業の成功に繋がりそうですね。また、施設などではやっていないような独自のサービスを提供したり、特定のサービスに特化した形にしたりと、事業展開を色々と考えられることが魅力であるようです。その上、施設が必要ない分、開業しやすそうなイメージもあることがわかりました。
施設維持などの負担が少ないほうが開業しやすいのでは?
アンケートの結果、「訪問介護」に次いで「通所介護(デイサービス)」、「施設サービス」の順となりました。
- 施設が必要な介護ですと、施設に必要な建物の管理等、維持費などが大変そうなので。(50代/女性/会社員)
- 今後、高齢化社会になっていき動けない人が増えると思い、一番需要があると思うから。(30代/男性/会社員)
- 開業という現実的な制限を考慮すると、やはりデイサービスです。夜勤の心配は必要ないですし、デイケアと異なって療法士等の人件費を考慮しなくても良いです。また、比較的元気な高齢者が対象なので、重介護はありません。(50代/男性/会社員)
- 入居者を確保できれば毎月確実に収入を得ることができて、経営が安定するため。(30代/男性/会社員)
訪問介護を選んだ理由として多かったのは、大掛かりな施設を構えなくて済むため、開業しやすく、施設にかかる維持費も考えなくて済むというものでした。また、自宅での介護を望む方が多いだろうことも予想されているようです。また、デイサービスの経営に関しては、昼間だけの開業で比較的元気な方の介護のため、負担が少なくて済みそうだという理由が大きいようです。
一方、施設サービスについては、需要が多いことと安定収入が見込めることが、主な理由と言えそうです。
開業するなら施設運営よりも自宅へ出向くタイプが良さそう
介護の仕事に関してはどれが簡単などということはないでしょうが、どの分野であっても需要は多いと考えられています。独立や開業を考えた場合には、やはり介護が必要な高齢者の方が、どのようなサービスを望まれているかという需要の面と、施設にかかる維持費や、従業員にかかる人件費、負担などをトータルに考えて、訪問マッサージや介護タクシー、訪問介護といった、こちらからサービスをしに出向くタイプの方が成功しそうだと思うようです。とは言え、施設への入居希望者も多いという現状から、どの分野であっても介護業界での開業は、介護サービスの質を維持、向上させ続けられれば、有望であると言えそうです。
■調査対象:【職業】会社員
■調査期間:2015年06月16日~2015年07月06日
■有効回答数:100サンプル
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