介護レポート 一覧ページ
次期介護報酬改定に向けて、サービスの質を評価
2015年4月から新しい報酬体系で介護保険サービスは進められている。今回はマイナス改定であったことから、各事業者からは経営に対する不安の声が上がっている。一方、3月に開かれた社会保障審議会介護給付費分科会(部会長:田中滋 慶應義塾大学名誉教授。以下、介護給付費分科会)では、早くも次期改定に向け、予備的な議論が始まった。今... ・・・もっと見る
基本サービス費は大幅減の激震!!(3)
<3>施設系は処遇改善加算収支改善への効果は期待薄か◆日常生活継続支援加算における 入所者の算定要件を見直し財務省から「収支差が大きく内部留保が大きい」とやり玉に挙がっていた介護老人福祉施設も基本サービス費が大幅減算だ(図3 介護老人福祉施設)。これも「基本サービス費は下がるので加算をしっかりとって下さい」と説明があ... ・・・もっと見る
基本サービス費は大幅減の激震!!(2)
<2>リハビリテーションマネジメント加算を新設「在宅では生活に根差したゴールがあるはずだ」◆「リハ会議」開催で加算Ⅱ 情報共有の連携のみだと加算Iリハビリテーションは今回の改定で大幅に見直された。その効果が厳密に評価された。「長年、同じ内容のリハビリを受け続けていることは問題だ。例えば孫と旅行に出かけたいなど、在宅では... ・・・もっと見る
基本サービス費は大幅減の激震!!(1)
加算算定に経営手腕が問われる
2015年度介護報酬改定は、予想通りのマイナス改定となった。これは財務省のリードによる給付抑制で、小泉政権時代、「骨太の方針2006」で毎年度の社会保障費が2200億円削減された影響から、さまざまな取り組みが萎縮してしまった当時を思い起こさせるものだ。高齢者介護の多様なニーズに対応しようと奮闘してきた事業者や自治体の取り組みに... ・・・もっと見る
乳幼児の子育てしながら介護も担うダブルケアラーが急増
少子化と高齢化の同時進行、さらに女性の晩婚化で出産年齢が高齢化し、親の介護と子育てを同時にしなければならない世帯(ダブルケアラー)が目立つようになってきた。このダブルケアラーについて横浜国立大学の相馬尚子氏らが調査研究の概要を発表。乳幼児を子育て中の人たちを対象とした調査をしたところ、数年先にダブルケアラーになりそ... ・・・もっと見る
【Topics】 [介護] グループ初のサ高住を含む複合施設を開設
TMG
首都圏を中心に26病院と6つの老人保健施設のほか、クリニック、健診センター、訪問介護ステーションなどの事業所を展開する戸田中央医科グループ(中村隆俊会長、TMG)は2月1日、グループ初となるサービス付き高齢者向け住宅をはじめグループホーム、小規模多機能型居宅介護など7つの機能を併設する複合型介護福祉施設「carna五反田」(東... ・・・もっと見る
今後の介護福祉施設サービスのかたちを示す(2)
<介護療養型医療施設と医療療養病床とではニーズが異なるのか>介護給付費分科会では、介護療養病床と医療療養病床とでは機能分化についても議論されてきた。厚生労働省の示した資料から現場の状況を見ると、介護療養型医療施設の入院患者のうち、医療区分2または3の患者は約25%であり、他の介護保険施設入所者と比べて重症の人の割合が多... ・・・もっと見る
今後の介護福祉施設サービスのかたちを示す(1)
介護療養型医療施設の行方
介護療養型医療施設については、2018(平成30)年3月(2017年度末)で廃止ということになっている。しかし、地域包括ケアシステムを推進する上で、今後益々増えることが予想される中重度の要介護者をどのように支援するかは喫緊の課題である。厚生労働省は2015年4月の介護報酬改定で、同施設が担っている機能を踏まえ、要件を満たす施設を、... ・・・もっと見る
[介護] 介護施設での看取り研修プログラムを公表
日看協
日本看護協会はこのほど、「介護施設等における看取り研修プログラム」を公表した。入居者の重症化や医療ニーズの増大によって、介護施設での看取りが増えている中、介護施設の看護職が自信を持って多職種と協働しながら看取り支援を行うことができるようにと作成したもの。プログラムは、老衰死・終末期の状態像の変化や全人的苦痛、看取り... ・・・もっと見る
[介護] 介護福祉士を介護職の中核的存在に
人材の質的確保で厚労省
厚生労働省は11月18日の社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会で、介護人材の確保のうち質的確保について、介護人材を類型化した上で機能分化を進め、介護福祉士を専門性の高い中核的な職務に重点化することで、限られた人材の有効活用により質の高い介護実践が可能ではないかと提案。介護人材の類型化と機能分化、介護福祉士の機能... ・・・もっと見る