
デイサービスの選び方のコツ!保険外サービスの手厚いデイサービスを選ぼう!

介護が必要な日常生活での困難を、部分的に補うことができるのが保険外サービスです。しかしながらそれだけの利用では高額になりがちで、誰もが利用するというわけにはいきません。まずは介護保険を利用し、その上で足りない部分を保険外サービスで補うのが基本的な使い方となるでしょう。事業所によってはそのような利用法を積極的に推進しており、介護保険と保険外を組み合わせたサービスを提供しています。今回はデイサービスにおける保険外サービスの活用法を紹介します。
保険外サービスがおすすめなのはどんな人?
具体的なサービス内容に移る前に、まず保険外サービスはどのような人を対象としているのか、誰が顧客となるのか理解しておきましょう。保険外サービスは通常の介護保険サービスに上乗せして提供するものです。当然料金は全額自費になりますから、金銭的な余裕がなければ継続して利用することは難しいでしょう。事業所にとっては単発的な利用よりもリピーターを求めるものです。保険外サービスを利用する上で十分な金銭的裏付けがあるかは、最低限の条件となります。
次に独居もしくは家族の介護力が著しく低いケースが挙げられます。常時の介護が必要にもかかわらず、施設への入所ができない状況にある人にとって、保険外サービスは大きな手助けとなるでしょう。
最後に比較的軽度の要介護者です。団塊の世代のすべてが75歳以上の高齢者となる2025年に向けて、介護保険制度改正が進められていますが、現在の流れでいけば軽度の要介護者への介護保険サービスがカット、もしくは縮小されるのは避けられません。そうなると当然、これまで利用してきた介護保険サービスに変わるものが必要となり、保険外サービスがそれを担うと考えられています。今後軽度の要介護者は、保険外サービスの主たる利用者となる可能性を秘めています。
デイサービスで行われている保険外サービスにはどんなものがある?
想定される3タイプの利用者がわかったところで、実際に今現在デイサービスで提供されている保険外サービスについてみてみましょう。
デイサービスの保険外サービスとして一番に挙げられるのが、宿泊サービス、通称お泊りデイと呼ばれるものでしょう。これは通常日中の時間帯だけであるデイサービスを延長して、ショートステイに近い機能を持たせるものです。利用者は日中介護保険内のデイサービスを利用し、夜間および朝は保険外サービスであるお泊りデイを利用することになります。費用は一泊につき2,000~3,000円程度、これに食費を加えた金額で設定している事業所が多いようです。家族にとっては1日を通して預かってくれる非常にありがたいサービスですが、安全面やプライバシー保護の観点で問題があります。デイサービスは原則として宿泊機能を備えていませんから、きちんとした部屋が設けられていなかったり、防火対策が十分でなかったりするケースもあります。夜間の事故対策も十分でないケースも多く、まだまだ問題の多い保険外サービスといえるでしょう。
事業所としてもよりリスクが低く、なおかつ手軽に始められるものとしてはお弁当サービスがあります。こちらは通常のデイサービスを行った後で、希望者にお弁当を持って帰ってもらうというサービスです。利益は決して多くありませんが、比較的手軽であることや利用者としても低額で利用できることなどから、介護保険との相性が良いサービスといえそうです。
様々なデイサービスの中から自分に合ったものを選ぼう
今回紹介したもの以外にも、多くのデイサービス事業者がさまざまな保険外サービスに取り組んでいます。これらのサービスは各事業所独自のものであり、どのデイサービスを利用するかによって利用できるサービスも大きく変わります。今後はデイサービスを選ぶ際にそれぞれの特徴や保険外サービスも調べてから利用するのが当たり前になってくるかもしれません。
デイサービスを運営する事業所にとっても、現在の流れは大きなチャンスといえそうです。デイサービスは事業展開しやすいこともあり、地域によってはサービスの提供量が飽和状態にあるところもあります。介護保険内のサービスで他事業所と差別化を図るのは限界があるため、保険外サービスをうまく取り入れることができれば、他のデイサービスにない強みを打ち出すことができるだけでなく、そのサービスを目当てにした新たな顧客を取り込むことも可能です。
介護保険事業者が保険外サービスをはじめるにあたって、注意点がひとつだけあります。それは、介護保険事業はあくまで公益に資するものであり、利益が全てではないということです。この観点を忘れてしまうと利用者本位の気持ちが薄れてしまい、結局は顧客が離れてしまうことになりかねません。利益も大切ですがそれ以上に大切なのは利用者であること、これは保険内外を問わず介護業界に身をおくものとして、忘れてはならない本質でしょう。
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