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介護職のメンタルケアは収益向上につながる

2019-04-08
介護職のメンタルケアは収益向上につながる

介護職に憧れを持って勤務を始めたものの、理想と現実のギャップに戸惑い離職する人が増えています。介護職は身体的にもきつい仕事ですが、それよりも精神的な負担による理由が多く見られ、職場の人間関係やサービスの利用者、またその家族との関係にストレスを感じている人が多いようです。介護を行うスタッフがストレスを感じていては、質のいい介護サービスを提供することはできません。ここでは、介護職スタッフが抱えているストレスや、メンタルケアの重要性について見ていきましょう。

施設系勤務の介護職のストレス

勤務する場所によっても異なりますが、基本的に介護職はルーティンワークとなり、毎日利用者の介護を行う仕事となります。しかし、人と接する仕事である以上、毎日予定通りに仕事が進むわけもなく、利用者の体調の変化や気分の波によってスケジュールが変更になることも多いのが特徴です。そのため、介護職スタッフには、常に柔軟で臨機応変な対応が求められます。

やらなければならない仕事が多い中で、自分の思うように事が運ばないことに対するストレスを感じてしまうこともあるでしょう。たとえば、利用者へ食事の介助をするときに、相手の機嫌が悪いことから食事を拒否されたとします。どれだけ一生懸命に接しても時間が大幅に遅れた場合など、「介護の仕方が悪いのではないか」と注意を受けてしまうこともあります。介護職では一度に大勢の利用者と接することが多いので、一人の利用者だけに時間をかけていては全体がうまく回りません。それはわかっていても、一方的に注意を受けることで過度のストレスを感じる場面が多くあります。

施設勤務の場合、スタッフ間の人間関係にストレスを感じている人も多いようです。介護職は、同じ職場で働くスタッフとの連携が必要な仕事なので、人間関係がうまくいかないと大きなストレスを感じてしまいます。他には、人手不足からサービス残業が暗黙の了解になっていたり、早めに出勤することが当たり前になっていたりするような職場もあるようです。肉体的にも精神的にも負担が大きく、介護職を離職する人が増える要因の一つとも考えられています。

訪問系勤務の介護職のストレス

利用者が施設に入所して介護を受けるのに対して、利用者の自宅へ介護スタッフが出向き、食事や入浴、排泄介助などのサービスを受けることができるのが「訪問介護」になります。利用者が自立した生活を送れるよう支援することを目的としたサービスです。訪問介護で介護職スタッフがストレスを多く感じる場面は、利用者のルールに合わせなければならない点です。施設と異なり、介護を行うのは利用者の自宅です。細かいことで言えば、テレビのリモコンやコップの置き場所、枕の位置、エアコンの温度管理など、利用者なりの生活のルールが決まっていることもあり、ルールを無視することで相手の気分を害するというケースも多く見られます。

そもそも、他人が自分の家に入ることを良しとしない利用者もいるので、接し方には十分な配慮が必要です。また、利用者の家族との関係もストレスに大きく関わってきます。訪問介護ではできることも限られてきますが、家族の要望があまりにも大きくなると、できることとできないことの線引きをきちんと行うことが必要になります。介護職は「なんでも屋」ではありません。仕事以外の雑用なども引き受けてしまわないよう、自分の意思をはっきりと伝えるようにしましょう。

施設では一緒に働くスタッフが多いことでストレスを感じる一方、訪問介護の場合は一人で介護することが多いので、悩みや心配事を相談する相手がいないというデメリットもあります。もちろん、職場に戻れば上司や仲間がいますが、現場を見ているのは自分だけなので、なかなかうまく伝わらないというケースもあるようです。

メンタルケアは介護職の労働意欲を高める

介護職は人と接する仕事なので、自分が精神的に不安や不満を抱えていると、相手にもそれが伝わってしまいます。自分が精神的に落ち込み健康を害することで、提供するサービスの質が低下し、最悪の場合には事故を起こしてしまうことにもなりかねません。ただの「不満」で片付けずに、きちんとヒアリングを行いスタッフのメンタルケアを行うことが大切です。人間関係の悩みについては、スタッフ同士が円滑なコミュニケーションをとることができる環境作りが必要です。トップダウンだけでなく、各スタッフが主体性を持って働くことができると、仕事への意欲も高まり質のいいサービスへとつながるでしょう。

離職率の高い介護職ですが、人材の定着を上げるためには、勤務体系の見直しも必要です。仕事が忙しいと、なかなか休憩がとれなかったり残業が多くなったりすることもあるでしょう。時には仕方ありませんが、それが習慣化するとスタッフの労働意欲が低下する原因にもなります。それぞれのスタッフに合った勤務体系を考慮し、無理なく長く働いてもらえるような職場づくりを目指しましょう。スタッフが生き生きと働くことができれば、サービスの利用者にも安心感を与えることができ、結果多くの人から利用してもらえる施設にすることができます。

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