
ADL(日常生活動作)とQOL(生活の質)の関係性!徹底解説

介護の世界でよく使われる言葉に、ADL(日常生活動作)とQOL(生活の質)というものがあります。日常生活では馴染みの薄い言葉ですが、介護・福祉業界においては非常に重要な意味を持つ言葉です。ADLとQOLは、介護を受ける人の幸福感や、精神的な充足感に大きな影響を及ぼします。介護においてはADLとQOLをどちらも尊重しなければいけません。
そこで、ADLとQOLの意味や、介護業界との関係について解説します。
リコーリースの介護報酬・障がい福祉ファクタリングは、“負債”扱いにならずに“早期”資金調達ができる介護事業、障がい・福祉事業者向けの金融サービスです。最短5営業日で資金化も可能。サービスの詳細は下記バナーをクリックください。
ADL(日常生活動作)とQOL(生活の質)とは
介護・福祉業界において、ADLとQOLはよく使われる言葉の1つです。ADLとは「Activities of Daily Living」を略した言葉で、日本語では「日常生活動作」と訳されます。食事や入浴、排泄のほか、金銭や薬の管理をしたり、外出先で乗り物を利用したりなどの動作もADLに含まれるのです。介護保険制度では、ADLに基づいて被介護者のできること、できないことを調査し、介護レベルを決定します。一方、QOLは「Quality of Life」を略した言葉で、「生活の質」と訳されます。QOLとADLは精神的な満足感や充足感を評価するための概念です。どれだけ人間らしい生活を送り、生きがいを見出しているかを判断するために必要な尺度を表しています。
ADLとQOLは、もともと医療の現場で多く使われてきた言葉ですが、介護・福祉業界でもADLとQOLは非常に重要な概念です。以前まで介護の現場では、身体のケアや生活のサポートなど、ADLが重視されていました。しかし、QOLも大事にすることで、被介護者の精神的な充実を図ろうという考えが浸透してきたのです。介護を受ける人ができること、できないことに注目するだけでなく、要介護者の意志や自立性を尊重し、本人が希望する介護の形を実現することで、QOLの向上へとつながります。
QOLは、ADLの低下に比例する?!
ADLとQOLには、密接な関係があります。高齢になると、運動能力の低下や健康状態の悪化は避けられません。さらに、長年勤めてきた職場を離れたり、家族との別離を経験したりすることで、ふさぎ込む機会が多くなります。次第に外出することもおっくうになり、生活に刺激がなくなった結果、「自分は生きていても意味がない、役に立たない人間なんだ」と悲観してしまうケースも珍しくありません。最悪の場合はうつ状態になってしまうおそれもあり、心身の健康とQOLが同時に損なわれてしまうでしょう。ADLを維持することは、QOLを高めることにもつながるのです。
QOLを下げるのは、高齢ストレスや自立ストレス、対人ストレスなど、複数の要因があります。高齢ストレスとは、すなわちADLの低下です。体が思うように動かせなかったり、足元がおぼつかなくなったりして高齢であることを実感するとストレスが溜まり、QOLが低下します。また、体の不調や持病により、薬に頼らざるを得ない状況も、ストレスを感じる要因のひとつです。自立ストレスとは、物価の値上がりなど社会の変化に対する不安や、将来的に介護を受けなければ生きていけない自分に対する不安など、 生きていくことに対する不安を指します。こうした不安を相談できる相手がいないことも、より不安を募らせてしまう原因です。対人ストレスとは、愚痴や不安を話せる相手がいないことにさびしさを感じたり、友人や家族が自分のあら探しをしていると思い込んでしまったりなど、人間関係に関する不安を指します。
こうしたストレスは、必ずしもADLを向上させれば解決できるとは限りません。1970年代のアメリカでは既に、ADLが低くても自己実現や社会活動への参加は可能であり、ADLとQOLは必ずしも比例しないという主張がなされていました。日本でも、介護やリハビリテーションはADLよりも、QOLを向上させるものであるという考え方に変化しています。
ADL改善のためにできること
ADLを改善するには、理学療法や作業療法、言語療法のリハビリテーションや、福祉用具や介護サービスの導入などの方法があります。また、ADLを低下させる原因となる疾患がある場合は、薬物療法などの治療を取り入れるのも効果的です。ただし、特別な道具や薬がなくても、ADLの改善やADL低下予防はできます。第一に必要なのは、適度な運動や栄養バランスを考慮した食事を取り入れるなど、健康的な生活習慣を身につけることです。ADLの低下を理由に行動を制限するのではなく、食事や家事、趣味活動などの日常生活を送ることが、ADLの改善へとつながります。積極的に外出して家族以外の人間とコミュニケーションをとったり、社会活動に参加して役割を担ったりすれば、生活の幅はますます広がるでしょう。
介護レクリエーションも、ADL改善につながる重要な要素です。介護レクリエーションとは、単なる娯楽や余暇とは違います。グループで参加する集団レクリエーションのほか、一人一人の趣味嗜好や得意分野を取り入れた個別レクリエーションや、日々の暮らしの中に取り入れる基礎生活レクリエーションなど、さまざまな手法があるのです。介護を受ける人の個性や要望を尊重し、無理なく楽しく実践できるレクリエーションの形を選択することが大事です。
リコーリースの介護報酬・障がい福祉ファクタリングは、“負債”扱いにならずに“早期”資金調達ができる介護事業、障がい・福祉事業者向けの金融サービスです。最短5営業日で資金化も可能。サービスの詳細は下記バナーをクリックください。
けあコンシェルでは会員登録いただきますと『実践CaseStudy』や『介護Report』などの介護業界の旬な情報をご覧いただけます。
けあコンシェル会員登録をされた方は、必ず弊社サービスをお受けいただくということではございませんので、お気軽にご登録ください。
■重症心身障害児(者)が安心できる居場所をつくる和歌山県橋本市にある株式会社コネクトケアは訪問看護を軸に、障害者(児)相談支援センターや、生活介護事業所なな彩を運営し、地域の高齢者や障害者を包括的に支...
厚生労働省は1月21日付で、2025年度補正予算に基づく「介護分野の職員の賃上げ・職場環境改善支援事業に関するQ&A(第1版)」を都道府県の介護保険主管部(局)に事務連絡した。同事業の実施については、省内にコー...
上野賢一郎厚生労働大臣は16日、2026年度介護報酬改定における見直しについて社会保障審議会に諮問した(資料1-P1参照)。厚労省は同日に開催された社会保障審議会・介護給付費分科会に具体的な改正案を示し了承さ...
Q.「就業形態の多様化」について、現状はどうなっているのでしょうか令和6年に実施された「就業形態の多様化に関する総合実態調査」の結果から見える現状について教えてください。A.3年前(令和3年)に比べ正社員...
社会保障審議会・介護給付費分科会が12月26日に開催され、厚生労働省は2027年度以降の地域区分について、26年末頃に市町村に提示すると報告した(資料P2参照)。 介護報酬は公務員の地域手当に準拠し、人件費の...
>>その他サービスを見る
早期資金化!介護報酬ファクタリングサービスで解決!現行の介護保険制度では、国民健康保険団体連合会(国保連)から介護報酬を受け取るまでに約2ヶ月かかり、その間に発生する人件費など資金が必要になります。リコーリースの「介護報酬ファクタリングサービス」を利用すれば、通常より1.5ヶ月も早く資金化することができます。
ご利用者様の預金口座から利用料金を口座振替いたします。弊社の口座振替ネットワークを利用して、電気料金などの公共料金と同じように、ご利用者様の預金口座から利用料を口座振替するシステムです。振替日は4日、20日、27日をご用意しております。
車両リースは、資金の効率的な活用を実現し、メンテナンスなど煩雑な管理業務もアウトソーシングできるため多くの企業に採用されています。一般的に車両リースを大別すると、ファイナンスリースとメンテナンスリースに分類することが出来ます。
商圏分析サービスとは、これからデイサービスの開業をお考えの方、既にデイサービスを開業しており増店をお考えの方へ出店したい地域の情報を提供させていただくサービスです。簡易版では、出店したい地域の商圏内における3種類のレポートを「けあコンシェル」会員様限定で無料にて提供いたします。
利厚生の充実は、優秀な人材確保の切り札です。アウトソーシングサービスを活用することで、豊富で充実したメニューを従業員やそのご家族の皆様へ提供でき、満足度を向上することができます。

けあコンシェルとは








